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ドイツの小学校の読書マラソン、子供の活字離れは世界共通?

ドイツの小学校でもある「読書マラソン」

学校で「何冊、本を読んだか」を競い合う「読書マラソン」ってありましたよね。ドイツの小学校でも「学期中に一定数の本を読む」という課題があります。

うちの子の学校では「Antolin」というサイトを利用し、読書マラソン的なことをしています。

このサイト、各学年の指定図書のリストが掲載されており、その中の本を一定のポイントに達するまで読んでいないとドイツ語の「リーディング」の項目が減点される、という仕組み、つまり、成績に直結している訳です。

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読むだけではダメ、読書後のクイズに正解しないとポイントにならない

日本だと「読んだ本の感想をサクッと書く」とか「図書カードの記録」で読んだ本がカウントされたと思うのですが、ドイツの読書マラソン的システム「Antolin」では読んだだけではポイントがつきません。

読書終了後、Antolinの自分のアカウントにログインし、読んだ本を選択、すると読んだ本に関するクイズが出題されます。クイズは本によって出題数が異なりますが、全問不正解だとポイントはつきません。生徒の獲得ポイントは先生のアカウントに表示され、成績がつくという流れ。

せっかく読んでも、内容の理解度が不十分だと、カウントされない、日本の読書マラソンよりハードルが高そうな感じがします?

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マンガが対象図書?!恐るべし、ドイツの小学生の活字離れ?

Antolinのサイトを見て仰天したのが、対象図書にマンガが入っていること。

日本でも歴史や科学のマンガは図書館にも置いてありますが、そういう学習漫画ではないのです。Antolinには「ワンピース」、「名探偵コナン」に「NARUTO」というごく普通の日本のマンガが入っているんです・・・。

ちなみに「ワンピース」は3年生以上で対象図書は2巻まで、「名探偵コナン」は4年生以上向け、11巻までが対象図書、「NARUTO」は6年生以上で対象図書数は28冊。ちなみに、これらのマンガは地元の図書館の棚にも普通に並んでいます。

以前、先生から「読書ポイントが規定に達していないので、後、1週間でなんとかしてください」というメールを頂き(滝汗)、近所の図書館で借りまくったのが「名探偵コナン」。

マンガだから読むスピードは速い、クイズも全問正解にほぼ近い感じだったので、あっという間に規定ポイント、クリアできました。ありがとう、コナン!

しかし、コナンを借りに行った近所の図書館、ビックリでした。ティーンエイジャーくらいの子供がたくさんいるんです図書館に。「みんな、勉強や読書をしてるんだ、関心、関心」って思います?

図書館のパソコンでゲームしてる子が大半、残りはマンガを読んでました・・・。無料で遊べる「溜まり場」みたいな感じ?

もちろん、本を読む子もいるにはいるんですけど、日本と比べると非常に少ない印象。読書マラソンの課題図書にマンガが入っているということは「マンガでもいいから活字を読んでくれ!」という祈りにも似た希望が感じられるのは私だけ???

「コナン」のおかげでその学期の読書ポイントをクリアできたうちの子ですが、それ以降はできるだけマンガ以外の本でポイントを取らせるようにしています。