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ドイツでシュトーレンと言っても、多分、通じないと思う・・・。

ドイツのクリスマス・ケーキってシュトーレンでしょ?

最近、ネットで「シュトーレンについて語る」というようなテーマを見かけたのですが、日本では「ドイツのクリスマス・ケーキ=シュトーレン」で定着してしまったようですね・・・。

日本語知識のあるドイツ人、ドイツ在住あるいは在住経験のある日本人が事あるごとに「それじゃ通じない!」と言っていたのに・・・。

ドイツ語でStollen、日本語のカタカナ表記にするなら「シュトレン」の方が近くなります。シュトーレンと音を伸ばすと、それが「Stollen」であると理解するのは難しくなります。

シュトーレンと聞くとドイツ語の「盗む」という意味の「Stehlen」の過去完了形「gestohlen(ゲシュトーレン)」の響きに近いので、「なんか盗まれた?」みたいなイメージ・・・。

ドイツで日本語で言うところの「シュトーレン」をお店で探す場合、伸ばさないで「シュトレン」と言うことをお勧めします。

まぁ、今の時期、お店に入れば目につくところに山積みになっているので、探すことはないかと思いますが(笑)。

カリーヴルストとポテト

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今日は第1アドベント、今年のウチのシュトレンはこの2種類

ドイツのクリスマス・ケーキと言われがちですが、クリスマスが始まる前の4週前の週末から本格的にシュトレンのシーズンが始まります。

この時期、出先やお呼ばれ先でコーヒーが出ると、お供にシュトレンやクリスマスのクッキーなどが付いてきます。

ウチも早速、初シュトレン。夫の実家が毎年、巨大なサイズのシュトレンを送ってくれるのですが、今年は半分にカットしたものを2種類頂きました。

Stollen

一つ目はレーズンなしのシュトレン。干しぶどう嫌いの子供の要望を踏まえて。

レーズン嫌い、かなりいる模様で、こういうバージョンの需要、結構あるみたいですね。

Stollen2
もう一つはケシの実が渦巻き状態に入ったバージョン。これはモーン(ケシの実)好きな夫のリクエスト。

今年もシュトレン地獄の始まりです!

見た感じ、美味しそうでしょ?でもね、二つとも

パッサパッサでしたよ(涙)・・・。

私、実はあまりシュトレンが好きじゃないのですが、今年のシュトレン、2つとも「人生史上最悪」的なレベルかも・・・。これ、スーパーで売っている安いやつじゃなくって、地元の有名店のものなんですよ、一応。

このパサパサ具合、本当にヒドい、ケシの実の方は上の砂糖がけの部分以外、カラカラ・・・。もしや、カットされているので、切り口の断面から水分が抜けていってる?乾燥大国、ドイツゆえの問題?

レーズンなしの方は若干、水分が残っているのですが、それでもパサつきまくりで、飲み物がないと飲み込めない・・・。去年までのレーズン、入ってるやつの方がずっとマシだった・・・。

これからクリスマスまでの4週間、お茶の時間にかなりの確率で食べることとなるシュトレン・・・。好きな人にはたまらないのでしょうが、私には地獄のような日々。

今年のこのパッサパッサの2つ、クリスマスまでに食べきらないと、義母に角が立つこと間違いなし・・・。子供はすでに「まずいから、いらない」と食べる気なし(オイっ!)・・・。水分を補うため、生クリームやバターを追加する方法もありますが、ただでさえカロリーの高いシュトレンにさらに追いカロリーしたら、体重増加が加速すること、間違いなし・・・。

クリスマスがここ数年、本当に辛くなってきました・・・。