日本の嫁は年末年始の義実家訪問がストレス、ドイツの嫁はクリスマス休みが・・・
日本の嫁の皆様はそろそろ「あの地獄のような義実家訪問がまたもや迫り来る・・・」とストレスを感じられているかと思います。
ドイツではこのストレスは日本の皆様より一足お先にやってきます、それはクリスマス・・・。
今年はカレンダー的に最悪の日程・・・
今年は24日が火曜日、クリスマスの休日最終日が木曜日の26日。ということは「金曜日も繋げて長くクリスマスを実家で楽しもう!」という人が多いはず・・・。23日から出発すると丸々1週間の義実家滞在が可能に・・・。
「そういうのは独身の時だけにしてくださいっ!」
嫁の心の声ですよ、いや、心に押さえておくことができず、飛び出て言ったこともありますけどね(苦笑)。
朝ごはんの時にドイツ人が見分けられる方法、ベルリンで観られる変な建物、地元民から愛されるカリーヴルストのお店、ラピュタの世界が広がる鉱山など
ここが辛いよ、ドイツ義実家滞在
嫁にとって究極のアウェイ、義実家。「外国だから違うんじゃない?」のというご意見の方には自らの経験から「それはない!!!」と反論させて頂きたいくらい。
ドイツと日本との差といえば、
- 食事がヘビー級
- 娯楽がない
- コミュニケーションに難あり
でしょうか。
まずは食事、クリスマスはイブは軽めにソーセージ、いいですか、軽めが焼きソーセージです。続く2日間はオーブンで半日近く時間をかけて焼いた肉々しいものが並びます(地域やその家によっても差があります)。
クリスマスは朝ごはんも通常より豪華、そして数時間後にお昼、そして午後のティータイム、肉々しさマックスの晩御飯の後にさらに追いカロリー、夜のティータイム・・・。
かなり重めなものを数時間おきに詰め込まれるという感じです・・・。「少なめに」とお願いはしますが、義実家なので全く食べないというのは、気が引ける、これは日本でも同じですね・・・。
娯楽に関してですが、ドイツは「休日はお店が閉まる」のが当たり前。もちろん、教会でのクリスマスのミサやコンサートなどに行くことはできますが、田舎の義実家だとそこまでの道のりは遠い・・・。
「じゃ、ネットでなんか観よう!」ってなりますよね、最近のシニアは普通にネットが使える人が多いので、ネットはあるんです。が、割り当てられている部屋のネットの電波が非常に弱かったり(涙)・・・。しかも、リビングで義母がネットフリックス、使ってたりしてね(号泣)・・・。
テレビは義母の好みの番組、いわゆる2時間ドラマ系やメロドラマな恋愛もの(シニアが主役のこと多し)・・・。観られない、一緒には観られない・・・。
コミュニケーションですが、ドイツ語は分かるんですよ、一応。でも、田舎に行くと方言や訛りが強くて、理解不能・・・。私も子供の頃、母の実家で地元民の本気の方言会話に入り、戸惑ったことがあるんですが、それ以上の疎外感です・・・。
考えてみてください、方言バリバリで会話しているお年寄りの中にポツンといる外国人・・・。はぁ・・・。
良い嫁キャンペーンを辞めるのはドイツでは意外に簡単?
この話を知り合いのドイツ人にしてみたら、「じゃ、旦那と子供だけ行かせればいいじゃん!」とあっさり解決策を提示してくれました。
「大丈夫なの?角が立つんじゃない?」というようなことを聞いてみたら、「わざわざストレスな場所に行くことないんじゃない?」と。そして
「きっと向こうも息子と孫が来れば十分だと思ってるし。」
やっだー、それ言っちゃう?さすが、ドイツ人(苦笑)!
「良い嫁キャンペーンを辞める」、ドイツでは意外に簡単そうです。ただ、ドイツ人1名にしか聞いていないので、確証も保証もありませんが。