ドイツの定番スイーツ「プリン」、でも日本のものとは違う
まだまだ全世界的に自宅でのお菓子作りが流行っている昨今。私たちも今日、ドイツ式にお菓子作りをしました。作ったのはドイツで「おうちでできるお手軽スーツの定番」のプリン。
Dr. Oetker(ドクター・エッカー)のプリンはドイツのどのスーパーマーケットでも見かけるド定番のもの。
パッケージの写真からは「カラメルソースはないけど、日本のプリンと似ている?」ように見えますが、味も食感もだいぶ違います。
正直、ドイツに来て食べてみて「がっかりしたスイーツ・ランキング」の上位に入るのがこのドイツ式プリンでした。
卵の味わいはなく、プリンというより重いクリームみたいな食感、例えるなら「失敗したわらび餅」みたいな感じ?片栗粉に牛乳と砂糖を入れて作ったら、きっと近いものができるような気が・・・。
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ドイツ人にとっては美味しいドイツ式プリン
ドイツに留学で来た頃、ホストファミリーに日本式のプリンを作ったことがありました。まぁ、プリンの素を使ったんですけど。
「うわぁ、美味しい!」というリアクションを期待していたら、「ふーん、悪くないけど、ドイツのプリンの方が美味しいね。」と言われました・・・。
まんまと返り討ちにあった感じでした・・・。
作り方は簡単、子供と一緒に作るには最適
ウチの子、プッチンプリンも大好きですが、ドイツ育ちなので、やはりこのドイツ式プリンも大好き。
今日もおやつに作りました。
作り方は
- プリンの素に40グラムの砂糖を混ぜ、500mlの冷たい牛乳から大さじ6杯をすくいだし、プリンと砂糖のボールに入れてダマが無いように混ぜる。
- 残りの牛乳を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を消し、1のプリン液を流し込み、泡立て器で混ぜる
- 1分以上泡立て器で混ぜる。型や小皿に入れて4時間以上、冷蔵庫で冷やし固める。
ポイントは1のところで冷たい牛乳とプリンの素と砂糖をドロっとした状態に綺麗に混ぜ合わせるところかな。時々、2の過程で流し入れると砂糖がボールの下に残っていたりするので。
卵で固めるのではなく、ドイツ式はスターチで固めるタイプのプリンです。
型に入れる前はこんな感じ。
型に入れた後、泡立て器とボールは子供がキープします。えぇ、付いているプリンを舐めて取るためです・・・。
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ドイツのプリンは絶対にホイップクリームと一緒に食べるべき
4時間ほど冷蔵庫に入れ、出来上がりはこんな感じ。
冷蔵庫のスペースの関係上、最近は大きな型でプリンを作り、切り分けて盛り付けるようになりました。
スーパーで売っているプリンもホイップクリームが一緒になっているので、ドイツではプリンにはホイップクリームが定番なんでしょうね。
ちなみにカラメルソースのプリン、スーパーで売っていますが、それはフランス式のクレームブリュレやスペイン式のフランが多い。こちらは卵の味が濃く、日本人の私にも美味しいと感じられるプリン。
でも、「郷に入っては郷に従え」、「ドイツに行ったらプリンは生クリームをかけて食べろ」、慣れてくればそれなりにこれが「プリンだ」と思えるようになりますよ・・・。
いまだにドイツのプリンを心から「美味しい」とは感じない私ですが、ホイップクリームをたっぷりのせて食べると結構、食べられるようになりました。
そんな私の隣でウチの子は「美味しい!美味しい!」とものすごい勢いで食べていました(笑)。