ポルトガルの北の街、ポルトの名物サンド、フランセジーニャってご存知ですか?「あ、アレね、ちょっと無理!」とパスしそうになっている、アナタ!
ほら、人は見た目じゃないっていうでしょ?それと同じ、フランセジーニャも食べてみると、「・・・っていうか、アリだよね。」ってなること間違いナシですよ、多分。
巨大サンドイッチ「フランセジーニャ」、大西洋が見渡せるカフェ、魔女の宅急便のような景色が見える民泊アパート、入場料が必要な本屋さんなど
ポルト、カフェ・サンティアーゴでフランス女子に出会った
ポルトの名物サンドイッチ、フランセジーニャ。「フランスの女の子」という意味の可愛い名前の食べ物です。
私たちが向かったのは創業60周年を迎える老舗、カフェ・サンティアーゴ。どんな可憐なマドモアゼルが出てくるのだろうと思っていると、地響きを鳴らしながら、「えっ、キミ、誰?」と言いたくなるようなのが出てきます。
華奢な女子が来るかと思っていたら、やって来たのはガタイ自慢の屈強な女子・・・
しかも銀のポットを引き連れての登場です。右にあるコレ、中に入っているのはお茶とかコーヒーではなく、ソースが入っています。お好みで食べる時にソースを足していくんです。
・・・ソースって、普通、もっと小さい入れ物に入っていません?
リスボン、ポルト、カスカイスなどで観たもの、食べたもの、民泊アパートなど
外見じゃ判断できない、食べ物も中身が大切
思った以上のガタイの良さにビックリ・・・。屈強なフランセジーニャ2つに対して、向かうは普通の大人二人と子供一人・・・。
「分が悪すぎる、負け戦になるのは目に見えている・・・。」
と思いながら、切ってみると、トーストの中にハムやチョリソ、ステーキなどが入っています。目玉焼きから流れる半熟の黄身とチーズがとろーり、アレ、なんだかいい感じじゃない?
脇を固めるフライドポテトとフランセジーニャにはソースがすでにたっぷりかかっています。ソースはボディービルダーがコンテスト前に塗るオイルのような役目も果たしているのか、全体的にまばゆい光を放っているように見える?
最初、「重そう、無理っぽい」と思っていたのですが、だんだん、フランセジーニャが魅力的に見えてきました。
そして、 一口食べてみると、「・・・アレ?!」。
思っていた以上のうまさにビックリ!いわゆるジャンクな美味しさではあるのですが、奥行きがあるというか、懐が深いというか。
そのまま食べるとお肉とチーズの味が強く感じられ、ソースをつけるとマイルドな味わいに。見た目から「単調な味だろう」と思い込んでいた分、フランセジーニャの違った側面が見られ、飽きることなく食べらます。ポテトもアツアツでそのまま食べてもいいし、ソースに浸しても美味しい。
ソースは例の銀色のポットからダバダバ継ぎ足し。「なんでこんなに大きい容器でソースが?」と思っていましたが、すいませんでした、ソース、半分以上、使用していました。
予想を裏切る、意外な美味しさ、でも完食は無理かな、と思っていた時に活躍したのが、まさかの子供。
お腹が空いていたのもありましたが(フランセジーニャのために昼ごはんをセーブしていた)、ものすごい勢いでパクパク、お店の人からケチャップをもらうとさらにパワーアップ。ケチャップ・パワーで一人で半分以上、食べてました・・・。
子供にも好かれる魅力的なフランセジーニャ!
巨大サンドイッチ「フランセジーニャ」、大西洋が見渡せるカフェ、魔女の宅急便のような景色が見える民泊アパート、入場料が必要な本屋さんなど
フランセジーニャの魅力にノックアウト
結局、飽きることなく、美味しく最後まで完食。というか、子供は「もっと食べたかった!」とまで言う始末。
私たちはかなり食べる方なので、普通の日本人だったら、1つをシェアして食べるのがいいかと思います。お子さん連れの方はケチャップを頼むの、オススメです。
正直、「フランセジーニャを食べに行こう!」と言われた時、「お店で別のもの、頼もう・・・。」くらいに思っていたんです。「人を外見で判断してはいけない」、これ、食べ物も同じかも、と思わずには入られませんでした。