美食の街として知られる北イタリア、モデナ。でも、それ以外でも世界的に有名なもの、あるんです。例えば、この街出身の有名人。一人は世界三大テノールの一人、ルチアーノ・パヴァロッティ。もう一人はイタリアを代表するスポーツカー、フェラーリの創始者、エンツォ・フェラーリ。
このエンツォ・フェラーリの名前がついたミュージアムがモデナにあるんです。しかも駅から徒歩圏内!クルマ好きなら、絶対に外せないスポット。フェラーリ・ファンのウチの子供のリクエストだったので、家族で行ってきました。
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エンツォ・フェラーリ・ミュージアム
フェラーリの創設者、エンツォ・フェラーリの生家跡に建設された博物館、エンツォ・フェラーリ・ミュージアム。
モデナの観光スポットとはちょっと違う方向ですが、駅から徒歩で行けるくらいの距離なのと規模が小さめなのでモデナ観光の前や後に訪れることが可能です。急いで観たら、1時間程度。じっくり観ても多分、2時間くらいで観終わるかなと思います。
外観もフェラーリ仕様、スタイリッシュな博物館
てくてくと博物館のある方向へ歩いていくと、見えてきました。
「すごーい!」と思わず声を上げてしまうほどのスタイリッシュさ。さすが、世界のスポーツカー・ファンを熱狂させるフェラーリ、建物もオシャレです。
そして入場料、これもフェラーリ・プライス?規模に比べると若干、高めのような気がします。
もう一つのマラネッロのフェラーリ・ ミュージアムも見学予定ならセット・チケットの方がちょっとお得。ただ、マラネッロへのミュージアムはシャトル・バスなどでの移動が必要となるので、時間に余裕がないと観て回るのは難しそう。
私達はモデナ観光がメインだったので、このエンツォ・フェラーリ博物館のみを観ました。それでも、フェラーリ好きのウチの子は大興奮でした。
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Rosso & Rosa、美しき女性たちとフェラーリの物語
メインホールではフェラーリの歴代の名車とそれにまつわる女性達にフォーカスを当てた「Rosso & Rosa」という展示が行われていました。
エイミー・マクドナルドやフランソワーズ・サガン、イングリッド・バーグマンなどといった名だたる有名人とフェラーリの名モデルが織りなすストーリー。それぞれの分野で成功している女性は美しい、そんな女性たちと成功者の証でもある洗練されたフォルムのフェラーリの物語、という感じでしょうか。
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突然始まるフィルムは全ての人をフェラーリ・ファンにする?
圧巻だったのは突然、始まった映像。
場内が暗くなり、「一体何が始まるの?」と思ったら、会場全体にエンツォ・フェラーリの生涯とフェラーリ社のあゆみが映し出されます。
BGMに使用されていたオペラ楽曲は地元出身のルチアーノ・パヴァロッティが歌っているもの?
正直、子供のためにここに来た私ですら、「フェラーリ、最高!」とフェラーリ・ファンになりました。なので、フェラーリ・ファンだったら、きっと涙しそうな感じです。
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ショップでお土産を購入しようと思ったら、フェラーリ価格で目が覚める
がっつりフェラーリ・ファンになってしまい、「フェラーリのおもちゃ、欲しい!」と言う子供に「せっかくだから、買っていこう!」と気軽に言ってしまったのですが、ショップに入って目が覚めました。
衝撃、小さなフェラーリのモデル、子供のおもちゃに出せる金額じゃなかった(ウチの経済力では)・・・。
レゴのセットが唯一、購入可能な金額だったのですが、スーツケースに入りそうもない。と言うか、コレ、ここで買わなくてもアマゾンでも売ってるし・・・。
「あ、あっちまだ観てないから、行ってみよっか・・・。」と、さりげなく気をそらし、その場を去ることに成功しました。ごめんね、子供・・・。
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Enzo Ferrari Museumへの行き方
モデナの駅から徒歩で10分程度。線路沿いみたいな場所にあります。旧市街とは方向が違うので市内観光の前か後に訪れた方がいいかも。
館内で出張らしいスーツ姿の日本人男性を数名、帰り道にはスーツケースを転がしながら博物館に向かう日本人男性を見かけました。この博物館だけだったら、そんなに時間がかからないので、出張の合間にも見学できると思います。
カフェも併設されているので、同伴者ががっつり見学している間、車にあまり興味がない方はここでお茶するのもいいかもしません。
でも、あの映像ショーを観たら、他の展示もがっつり観たくなるかもしれませんが。